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3:地域の食材を使う
普段住んでいない場所に旅行で行っても、その土地のスーパーで生鮮食料品を買うことは少ないと思います。そのため気づきにくいですが、スーパーの品揃えはそのまま地域の食生活の一つの側面を表しています。もちろん流通網が発達しスーパーが大型化するにつれて均一化が計られ、どこでも同じような商品が並ぶようにはなります。それでも地域の需要が品揃えに反映されるのは当然で、大型スーパーの品揃えにも多少なりの違いを感じます。

合宿に行く前には但馬地域の特産品を調べてどういうメニューができそうか検討していました。しかし普通に買い物をしていればその地域で需要があり、かつその時期の食べ物の多くが手に入ります。そのため結果として買出し先でよく見かける食品を使ったメニューが一番その土地らしいものになると思いました。

城崎、豊岡では特に(買出しMAPには記載している)JAやマルワ、津山商店などが地域・時期特性が強く、品揃えを見ると但馬地域で今採れ(獲れ)ているものがわかると思います。


4:食材の数を多くする、5:バリエーションを豊富に
今回の合宿では団体の食事を一手に引き受けていましたが、栄養管理に関しては一回の食事の中でのバランスを考えるよりも、1日3回(プラスα)の食事を多種類の食材を使ってバリエーション豊かなメニューにして食事全体でバランスを取る方が効率的だと思いました。
朝ごはんは基本的に同じメニュー(ごはん、味噌汁、納豆、ふりかけ、パン、果物、ヨーグルトなどを置いておいて各自好きに摂る)だったので、昼と夜のメインは全て変えてなるべく色味も豊富になるようにすることで、いろいろなものを摂れるように意識しました。

また一回の食事の中での構成も、熱いメインには冷たいスープにして食感に変化を出したり、ゴーヤチャンプルーにソーキそば(麺はそうめんを使いましたが…)を合わせてジャンルの統一を図ってみたりと、統一感のバリエーションにも意識的な変化を持たせるようにしました。


最終的に合宿終了までに風邪をひいたり体調を崩して稽古ができない人はいなかったようなので、食事の面で多少貢献できたかなと思います(夜間作業をして寝不足の人はいましたが)。

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