KIACのキッチン

 今回お世話になった城崎国際アートセンター、通称KIACは滞在型創作施設(アーティスト・イン・レジデンス施設)ということで自炊ができる環境が整えられています。

今回の合宿稽古への同行にあたって、KIACのキッチンにどういう設備があるのかを調べてみたのですが、情報としてまとめられてはなかった(KIACのHPでの紹介はもちろんあります)ので、ここで滞在中ほとんどの時間を過ごしたキッチンと食堂の紹介をしようと思います。
※2018 5/19〜6/3 滞在時の状況です。
今後滞在するアーティストの方の参考にもなると良いなと思います。

KIAC エントランス
KIACの建物に入ってすぐのエントランスホールにはKIACや城崎、豊岡などで行われるイベントのチラシやパフォーミングアート関連の書籍が置いてあり、それらを見ることのできる閲覧・休憩スペースではしばしばトークイベントなども行われています。食堂とキッチンはそのエントランスホールの右手に位置します。
開館中、ホール部分は一般の方も自由に出入りすることができますが、食堂やキッチンは滞在アーティストのみ利用可となります。


今回の期間は青年団のみでしたが、複数組のアーティストが滞在していても対応できるように、食堂にもキッチンにも余裕のあるスペースが設けられています。

食堂は40名が一度に集まれるくらいの広さと机・椅子があり、晴れているときにデッキに通じる窓を開け放すとすごく開放的な空間になります。
そのほか食堂内には水道やドリンクを入れられるような冷蔵ショーケースがあります。
食堂 エレベーター側通路から

 キッチンには基本的な設備として、3台の冷蔵庫(うち一つは職員専用)、4箇所のコンロ、3箇所の水道があり、お皿やカトラリー、フライパンや鍋もたくさんあります。
そのほかの調理機器としてはトースター(2台)や電子レンジ(1台)、炊飯器(1升炊き電気式3台、5.5升炊きガス式1台←炊飯のみで別に保温ジャーあり)がありますが、オーブンはありません。魚焼きグリルは3口システムキッチンに一つずつあります(今回は人数が多かったので使わなかったですが)。
キッチン 見取り図
3箇所の水道を中心に3団体が同時に調理をすることができるので、複数団体が滞在していても調理のタイミングに気を使うことはないと思います。冷蔵庫は共用なので使うときには名前を書くなどの工夫が必要になります。

食堂側から
壁面はタイル張りで掃除もしやすく、床面はクッションフロアなので長時間キッチンにいてもそれほど辛くはなかったです(さすがに一日中いた時は大変でしたが…)。

今回の合宿では見取り図の中央および右のコンロと水道を主に使ってご飯の準備をしていました。
ここだけで30人越えの調理にも十分対応できますが、盛り付けの時には置けるところ全てにお皿が並ぶ状態になりました。
ハタハタの揚げ浸し&豚しゃぶサラダ
包丁やまな板、トングやおたまなどキッチンには大抵の調理器具があるので、基本的な調理には困らないと思います(確か魚のうろこ取りは無かったです)。
和風の食器はお茶碗・味噌汁椀・丼や平皿が各種、洋食器もプレートにボウル・ガラスの器などいろいろな種類があり、グラス類も豊富に揃ってます。カトラリーも今回の滞在中の食事で足りなくなる事はなかったので十分です。

とはいえ今後、設備や機器類は多少なり変わっていくと思います。現状を詳しく知りたい方はKIACまでお問い合わせいただくとはっきりするかなと思います。

 因みにキッチンの環境ですが、(食堂やホールも合わせて)職員の方が毎日のように清掃してくれているので、使ってる側がちょっと申し訳なるくらい綺麗に保たれています。
ゴミの分別は燃える・燃えない(プラスチック)・缶・瓶・ペットボトル。魚を買った時の発泡スチロースは小さく砕いて袋に入れて捨てます。
通路側から
日々の食事は創作活動にも少なくない影響を与えます。
KIACのキッチンは一般的な料理は問題なく作ることのできる環境だと思います。
そのキッチンと食堂を上手に使い、城崎ならではのご飯を美味しく食べることで、スムースな創作活動に繋がると良いなと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿